ユーザー事例
  〜 林電化工業株式会社

林電化工業が狙う生産性向上と職人技能の両立
 耐摩耗性材料に対して、高速加工や工具寿命延長の効果あり

林電化工業は、大手の重工メーカー、石油化学、製鉄、造船、機械メーカーを顧客に持ち、
耐摩耗性、耐久性、耐食性に優れた特殊材料を使用した消耗部品や修繕部品の加工を主業務としています。

古くからOneCNCをネットワークライセンスで導入している当社は、コロナ禍においても業績が好調で、
新工場の建設など積極的に設備投資を行っています。


今回、林社長にOneCNCの活用状況や今後の展望についてお話しを伺うことができましたので、ご紹介します。


御社の事業の特色は材料にあるようですね

はい、私は長年機械系のエンジニアをやっておりまして、機械メーカーさんに製品の改良提案などを行ってきました。
その過程で、材料メーカーとの協力もあって、耐摩耗性に優れた特殊材料を用いた部品が提供できるようになりました。

これらの特殊材料を用いた部品を提供しているところは、国内の企業では当社以外にはないと思います。
近年はプラント機器メーカーさんのポンプ、モーターなどの保守・保全部品の比率 が高くなっていますね。


OneCNCが御社の業務に最も貢献している点は?

何といっても、一番は高速加工用のHSMツールパスですね。
当社が扱うのは耐摩耗性に優れた材料ですが、
「耐摩耗性に優れている」というのは、イコール「難切削材」ということです。

OneCNCにはHSM(高速加工)という技術が搭載されており、
難切削材の加工も安全に、かつ効率的に行うことができます。

安全で効率的な加工、工具寿命の延長などを実際の効果としてあげており、
この一面だけみてもその恩恵はとても大きいです。




ネットワークライセンス(10台)の運用状況はいかがですか?

特にマシニングについては3軸、割り出し5軸をはじめ、今では、ほとんどの仕事がOneCNCで加工データを作成しています。
旋盤チームも複合旋盤の扱いに慣れてきて、そちらの方向に進みつつあります。

また、加工条件やノウハウの蓄積も無視できないメリットですね。

一つの製品を製造するのに、当社では切削、溶接、表面処理など、色々な職種が必要なわけですが、
当社ではこれを行うのにそれぞれの技能をもったメンバーで少人数のチームを構成して取り掛かります。
この時にネットワークライセンスであることが大きなメリットになります。

複数のメンバーが一つの製品を同時に作業するのですが、全員がOneCNCを使用することで、
作業自体が進めやすくなり、その結果、当然のことながら生産性も向上します。

当初、OneCNCの採用を決めたのも、このことが大きな狙いでした。



最後に

林電化工業が扱う難切削材の加工において、OneCNCのHSMツールパスが高速加工や工具寿命の延長など、
さまざまな効果を発揮していると、林社長はお話ししてくださいました。

また、OneCNCをネットワークライセンスで運用することで、社員一人ひとりが自身の職人技能を最大限に生かしつつ、
理想的なチームワークが実現できているとのことでした。

今後も、OneCNCを最大限に活用し、職人技能と先端技術を組み合わせた部品の開発や加工品質の向上を目指して、
より一層の成長を目指されることと思います。

林社長、この度は貴重なお話をありがとうございました。



▼ユーザープロフィール

■会社名: 林電化工業株式会社
■所在地: 岡山県岡山市南区植松
■URL :https://www.hayaden.net/


【導入製品】
OneCNC Mill 3D Expert(2011年10月導入)
OneCNC Mill 3D Expert ネットワークライセンス10台(2014年9月導入)
OneCNC 固定5軸オプション ネットワークライセンス10台(2018年3月導入)
OneCNC Lathe Professional+複合旋盤CY軸オプション(2018年3月導入)
OneCNC Mill 2D Express(2023年1月導入)


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